2011年8月1日月曜日

【ソフトウェア】 サーバソフトXAMPPを導入する(設定・インストール)

サーバウェアXAMPPウインドウズ版についてのメモ

XAMPPのインストール

【ステップ01】
ソフト本体はapachefriends.orgよりダウンロード。
現時点でのXAMPP Windows最新版はバージョン1.7.4。

特に理由が無い限りインストーラー版が簡単確実で良いでしょう。


インストールする際は英語表記しかありませんがが、のちに日本語に出来るので日本語化は気にしなくても大丈夫です。

詳細なファイル名はxampp-win32-1.7.4-VC6-installer.exeです。win32とありますが64bitでも特にこれで問題ないと思います。

【ステップ02】
セットアップの開始。ここはそのままNEXTをクリック。

【ステップ03】
インストール場所を決める。ここは特に問題なければそのままCドライブ直下でいいでしょう。あまり深い階層にしない方がいいかもしれません。

【ステップ04】
ショートカットとスタートメニューの登録の有無とサービスの導入。
ショートカットとスタートメニューはお好みで。ApacheとMySQLにチェック。FileZillaはFTPソフトで必要なら各々で判断して入れましょう。

【ステップ05】
インストールの完了。ここで一瞬いくつかのDOS画面が開きますがOKを押してクリック。最後にFinishを押してインストールは完了です。


XAMPPの設定

【ステップ06】
早速インストールしたXAMPPのControlPanelを開いて起動してみましょう。
すると以下のようなウインドウが開きますのでApacheのAdminの赤丸の部分をクリックしましょう。
Runningとあるのは現在ApacheとMySQLが起動している状態です。

【ステップ07】
使用言語を決める。先ほどの赤丸の部分をクリックするとブラウザが開き以下の画面が立ち上がります。
ここで日本語のところをクリックして日本語表記にしておきましょう。

【ステップ08】
インストールの成功。日本語で以下の画面が出たらインストールは成功です。
続いてセキュリティ関連の設定をして行きます。

【ステップ09】
XAMPP導入直後のデフォルトのままでは外部からのアクセスが制限出来ていないので.htaccessファイルを作成しアクセス制限を掛ける必要があります。

メモ帳を開いて以下のテキストをメモ帳に書き込み.htaccessというファイル名で保存すると.htaccessファイルが作成されます。
====ここから====
order deny,allow
deny from all
allow from localhost 127.0.0.1
====ここまで====


作成した.htaccessファイルはXAMPPフォルダ内のhtdocsフォルダに配置します。
Cドライブ直下にXAMPPがインストールされてるならC:\xampp\htdocsという感じ。
htdocsが所謂ホームディレクトリになるフォルダで下のピンクの線のように配置されていればOKです。

【ステップ10】
httpd.confファイルの設定。
httpd.confはサーバソフトApacheの設定用ファイルになります。
ファイルは
C:\xampp\apache\conf\httpd.confにインストールされています。
これを編集するにはメモ帳では少し面倒なのでもう少し高機能なテキストエディタがあった方が便利かも知れません。
私の場合はCrescenteveやTerapadなどのエディタを使っています。

まずはエディタ等があればそれでhttpd.confを開き、
210行前後から238行にある<Directory "C:/xampp/htdocs"></Directory>のタグ内に明記されている

Order allow,deny
Allow from all

の下の行にAllow from localhost 127.0.0.1の一文を付け加えて以下のような表示にします。

Order allow,deny
Allow from all
Allow from localhost 127.0.0.1

さらに必要があれば244行から始まる<IfModule dir_module></IfModule>内でインデックスファイルの優先順位を変えておくと良いでしょう。
初期では index.php index.pl index.cgi index.asp index.shtml index.html index.htmの順で設定されています。

編集が済んだら上書き保存して完了。
次に再びコントロールパネルを開いてMySQLのセキュリティ設定をして行きます。

【ステップ11】
MySQLのパスワード設定。
再びコンパネを開いてApacheのAdminをクリックするか
ブラウザにhttp://localhost/xampp/を入力してアクセスするとXAMPPの管理画面が開きます。
管理画面の左側にセキュリティと書いてあるリンクがあるのでクリックすると以下のような画面が開きます。

見ると要注意の項目が多いのが分かります。
とりあえずここを設定する為に
http://localhost/security/xamppsecurity.php
にアクセスして以下の画面を開きます。
ここで、MySQLとXAMPPの管理画面にパスワードを設定
※MySQLのrootパスワードとXAMPPのディレクトリ制御のパスワードは忘れずに控えておくようにしましょう。(忘れてしまったらこちら)

MySQLのrootパスワードとXAMPPのディレクトリ制御(.htaccess)を設定したらMySQLを再起動させましょう。
パスワードを入力して再びXAMPPのセキュリティページにアクセスすると要注意だった上3つの項目が安全に変わりました。
http://localhost/security/xamppsecurity.php



PHPのセーフモードについては共有サーバでのセキュリティの問題に関わる事でphp.iniを編集する際に改めて設定するなりすると良いでしょう。
ローカルでのテスト環境ならこれで十分問題ないレベルだと思います。

もし設定したMYSQLのパスワード等を忘れてしまったら
C:\xampp\securityのフォルダを開き、
mysqlrootpasswd.txt
xamppdirpasswd.txt
のファイルに通常は記載されています。

もしファイルが見つからない場合は
まずXAMPPのコンパネを開きMYSQLのサービスを停止しておきましょう。念のためApachも停止しておく。

メモ帳に

SET PASSWORD FOR ‘root’@'localhost’ = PASSWORD(’MyNewPassword’);

以下の一行を書いてmysql-init.txtというファイル名でCドライブ直下などに保存。
例 C:\mysql-init.txt

次にコマンドプロンプトを起動して

C:\> C:\xampp\mysql\bin\mysqld-nt –init-file=C:\mysql-init.txt

と実行する。

その後、apach,mysqlを再起動する

mysql -u root -p で新しいパスワードを入力してはいれるようになります。

参考ページ